梅雨時の天体観測

Rainbow Over Solar Village
Rainbow Over Solar Village / Dept of Energy Solar Decathlon

梅雨時などの悪天候時の天体観測はインドアでも楽しめることでしょう。梅雨時は、天体観測のしようがないから、アウトドアで観測、というわけにもいかず、ほとんど本や雑誌を読むか、他の趣味に没頭するか、ということになる。

タブレットPCで遊ぶもよし、wikipediaに投稿したり閲覧して知識を深めるも良しだ。ただでさえ井の中の蛙になってしまうのが一つのことだけのに没頭してしまうこと、そこから抜け出せるだろう。

wikipediaでは、アニメや鉄道が主流になっていると嘆く人もいるようだが、これも日本の文化だと割り切って考えると面白い部分がある。

アウトドアとインドアな楽しみ方

勿論天文関係の記事も多く投稿されているが、望遠鏡メーカーの記述もミード・セレストロン・ビクセンといった世界三大メーカーの記述もある。セレストロンが一時期タスコの傘下に入ったのは1997年だが日本語版の記述では誤訳なのか1977年になっている。ビクセンがセレストロンと手を切ったのは2000年なので、セレストロンがタスコの傘下に入ったのとは直接的な関係はなくいわいる「大人の事情」とやらがあるのかもしれない。因みに今セレストロンは中国メーカーSYNTAの傘下にある。

wikipediaは編集合戦といわれる投稿者同士の書き換えの繰り返しが起きやすいのが難点といえるし、百科事典を作ること以外の目的、いわいる独自の見解を広めたいために使う人も少なくなく議論の対象になりやすい面があり、また趣味の会の宣伝(営利)目的でリンクを張る人もいてある園芸植物の会でそれが見られている。

天文関係の話に戻るが、ブラックホールについて間違った認識が過去の本で見られたことがあった。クェーサーの正体は現在では宇宙の初期に見られたまだ若い銀河が衝突しあっている状況で、中心核にあるブラックホールの周囲に降着円盤ができてガスが落ち込んでいくために高エネルギー現象が起こることが分かっている。マイクロクェーサーなる通常の星と連星を組んでいるブラックホールも同じメカニズムである。

昔、ジョン・テイラーの「ブラックホール」という本があったが(ブルーバックス)、死にかけている(寿命になった)銀河である、と断定する記述をしていた。このブラックホールは、銀河にまだ残っている星をどんどん吸い込んでいるのだ、その結果高エネルギー現象が起こるのだ、というものだったのだ。今すぐにでもブラックホールに銀河が吸い込まれるような悲観的な記述があまりにも多すぎてうんざりさせられたことがある。宇宙の初期でまだ銀河が生まれてまだ若い時期に何故年取った銀河の末期の状態、ということにして説明しようというのか。これ自体に無理があるものといえる。

(実際に銀河がブラックホールにつぶれるのには100兆年のさらに100倍の時間がかかるとか)

天体観測といえば、天文雑誌のフォトコンでは系外銀河の写真が多く載るが、もっとも身近な恒星である太陽観測の例が意外なほど出てこないのは不思議でならないのだが・・・。もっとも、余程暇な人でもない限り、平日の観測は無理だからやむを得ないともいえよう。

雨の日は天文関係から頭を切り離して、他の趣味をやるのが見分を広げる意味でも良いことだろう。長くなるが、良い意味での天文人としてのあり方も見つかるはずだ。

※大幅に加筆修正

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あとがき
雨の日は、時には天文から頭を離して、他の趣味に没頭するのも良いのではないか?井の中の蛙になりがちな状況から抜け出せることだろう。またそれが、天文人としての良い意味でのあり方を見つけることにもなるはずだ。
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