天体用冷却CCDカメラのStarlightXpress(以下、SXという)の日本代理店は、古くから昭和機械製作所がなっていましたが、現在日本では正規にSX社と代理店契約を結んでいる企業・販売店は4社あります。
SX社のCCDカメラは小型軽量かつ円筒型なので、例えばCELESTRON HyparStarをやりたい場合でも、ちょうど副鏡部分に収まるので非常に好都合でしょう。
以下、4社をリストアップします。
天文ハウスTOMITA:北九州福岡にある望遠鏡ショップ。
リライオン:解析機器や顕微鏡などを扱っている企業。
三基光学館:秋葉原にある望遠鏡ショップ。
昭和機械製作所:大型望遠鏡メーカー。
オートガイダーLoadstar、これを全面的に押し出しているのがTOMITAと三基で、TOMITAではペンシルボーグをガイド鏡としたセットも販売しており、同社のバックヤードで疑似ガイド星を使った実演も行っているので、近くの人は相談してみたらいいと思います。
これだけ代理店があることを考えると、代理店契約を結ぶのにはそれ程難しくないものなのか、と感じることがあります。
StarlightXpressを使うための環境等
SX社の冷却CCDカメラを使うにはPCが必要です。また、撮影画像の処理は、日本でよく使われるステライメージのフォーマットには現在対応がないようなので(ユーザーの皆さん、要望しましょう)、英語版となりますが、MaxIm DL Proを使うことになります。
Loadstarを使うには、電源はPCのUSBからとれるので別途電源は必要ありません。Windowsは32Bit/64Bit両方に対応があります。ガイドに使うソフトは、フリーのPHD guidingがあります。カメラの設定は、「StarlightXpressSXV」を選択します。
コントローラーとの接続は、デフォルトでは以下のものに対応しています。タカハシ製品では変換ケーブルが必要です。
ビクセン:STARBOOK(SX/SXD・TypeS・TEN)
ミード:LX200/RCX
セレストロン:CPC/CGE /AdvancedGT/NexStar
ケンコー:SkyExplorerEQ/HEQ/6
K-ASTEC:AGS
なお、三基光学館で販売しているloadstarは、コネクタをSIBG互換に変換してあり、より強固に接続できるようになっているとのことです。