コキ104は初期の100/101と102/103が4両1ユニット方式で運用するのに対し、1両単位で運用するので、その重宝さから、3000両以上も量産されました。5000番台はさいたま新都心開発の残土輸送に使用されたもので、私有貨車です。一般番台のものと変わりはありません。さいたま新都心開発終了後はJR貨物が引き取り、一般番台と入り交じって使用されています。車番の変更はありません。
コキ104 5000番台はコンテナ付属
TOMIXコンテナ車はコンテナ別売が基本ですが、このセットはUM12A-5000コンテナが6個付属しており、6個とも番号を違えてあります。旧仕様なので台枠シースルーではありません。
コキ104の仕様について

当時秋葉原にあったLAOXホビー館で購入したものです。コキ104の車番は「5006」「5023」が設定されていました。

パッケージの裏側は取扱説明書になっています。

発泡スチロールに5両コンテナ取り付け済みで収まっています。真ん中はハンドルと手すりパーツが収められています。

旧仕様なので台枠シースルー構造ではなく、コンテナを載せたままの方が良いでしょう。付属コンテナの裏蓋はありません。

バランスウエイトはコキ50000系やクム80000と同じものが使われています。

手すり部品ははめ込めば終わり、というものではなく、ゴム系接着剤でくっつける必要がありました。材質の関係で、プラスチック用接着剤は使えません。

同じ金型で造った付属部品で、ハンドルと手すりが同じランナーになっていました。黄色は台枠につけるハンドル、青は手すりで使います。
付属のUM12A 5000コンテナ

コキ104 5000は残土輸送用のUM12A 5000専用でした。付属していたコンテナは6個とも番号を変えてあり、「5017」「5008」「5036」「5052」「5115」「8093」が設定されていました。コンテナには、「彩の国」「さいたま新都心」「Saitna New Urban Center」のキャッチコピーを記載して使用されていました。さいたま新都心開発終了後はこれらの文字は消去されています。
両端に反りがでていた製品

中央にバランスウエイトがつけられていますが、よく見るとウエイトの両端から反りがでていることが分かります。見た目は気になりますが、走行上は問題ないようでした。
この製品は2000年代台枠シースルー構造に仕様変更されるのを機に生産終了となりました。0番台も5000番台も所有者が違うだけで、仕様の相違点はなく、車番を変えれば設定は可能です。
UM12A 5000コンテナは、当時の塗装のまま新たに「環境にやさしいJRコンテナ」の文字を記載して引き続き使用されています。TOMIXからは品番「3147」で2013年に発売されました。
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