Vixen 天体望遠鏡カタログ2012年度版

ビクセンワンダークラブトナかい会員には毎年カタログ一式(天体望遠鏡・双眼鏡・顕微鏡)が送られてきますが、天体他望遠鏡カタログでは、OTAの解説について、以前のカタログよりもページが割かれているのが特徴といえます。

(画像紛失/再アップ予定)

機種別の紹介では、ポルタⅡ、ミニポルタ、スターパル、HF2経緯台、SKYPOD、SX、SXD、SXP、AXD、GP2、GPD2、OTA、オプションパーツの順で載っています。

モータードライブとコントローラーについて

STARBOOKがすでに標準となっていますが、別売オプションとして用意されているのはSTARBOOK TypeS(SBS)のみで、他はすべて赤道儀または経緯台に標準装備とされ、別売はありません。STARBOOK(SB)はSX/SXD、STARBOOKTEN(SBT)はSXP/AXDに標準装備となっています。SBSは当初、SKYPOD専用品でしたが、GP2/GPD2にも自動導入の要望があったためなのか、別売品としても用意されることになりました。かつてはSS2000PCがありましたが、SBの登場と合わせて、2005年までに最終生産となっており、現在はメンテナンスのみとなっています。

SBSは他のSBとは異なり、モーター用電源だけではなく、コントローラー側にも別途、乾電池を入れないと使えないので、自動導入にこだわる人は、SX/SXD/SXPから選択するとよいと思います。

SBとSBTでは、SBTの方がコントローラーらしいデザインな上、アドバンスユニットを組み込んでSDカードにビデオ録画できるなど、天体写真にこだわらない人でも楽しめる面があります。

赤道儀の製品ライン

カタログを見ると分かりますが、メーカーはSX/SXD/SXP/AXDに力を入れており、GP2/GPD2はあまり熱意がないようにも思います。GP2はセット品を見ても分かるように、本格的に使うことは考えていないのか、HAL三脚ではなく、AL三脚に変更されています。HAL三脚の方が足が太い分頑丈に固定できますが、AL三脚はあまり強度がないので、重い赤道儀やOTAを載せるのには適していないです。赤道儀の強度も考えると、GP2とGPD2ではどちらが良いかと聞かれれば、迷わずGPD2の方を勧めます。

OTAのラインナップ

アクロマート屈折、ネオアクロマート屈折、EDアクロマート屈折、3枚玉アポクロマート屈折、ニュートン反射、カタディオプトリック方式としてVMC、バイザックがあります。屈折式は外気温度とのなじみが早く、外に出してすぐに使えますが、反射式やカタディオプトリック方式は温度になじむのに時間がかかります。初めて使う人は、屈折式の方が良いといわれるのはこういう点もあります。但し、同じ屈折式でも3枚玉アポクロマート方式(AX103L)は温度になじむのに時間がかかります。このAX103Lは星ナビ2010/11号にも載っているので、興味のある方は参照して下さい。

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あとがき
SXPとSXD2、SXD2はSXD生産終了時に、SXDのモーターをパルスモーターに換装した機種を出すことが一部で言われていたとは言え、似たスペックの機種を出す意味は何か。やはり、SBTの開発費の回収を早くしたい思惑があるのか、といった人もネットで散見される。
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