Vixen GP2赤道儀生産終了

2014/5/29日付で、GP2赤道儀の生産を終了するとのアナウンスがVixen公式サイトで発表されました。1992年に発売され、ロングセラー製品となっていたGPシリーズは22年の歴史がありました。

後継機種はすでにCP+で発表されたAdvanced Polaris、AP赤道儀ですが、正確には携帯写真儀ポラリエの赤道儀版、という位置づけであり、後継機種ではないとのことです。実質的なGP/GPDシリーズの後継機種はSX三兄弟(SX2/SXD2/SXP)と考えて良いです。

ポラリス赤道儀

1976年にダイキャストを使用した本格赤道儀「ポラリス赤道儀」にその流れがあり、マイナーチェンジしたニューポラリス赤道儀、1984年には現在も使っている人が多いであろうスーパーポラリス赤道儀(SP)が発売されています。SP赤道儀は赤緯体と赤経体を分割できる構造になっており、同時に発売された「スカイセンサー」と相まって人気を博しました。

1992年発売のGP赤道儀はSP赤道儀をマイナーチェンジしたものですが、このシリーズからアリミゾが採用され、事実上の業界標準となっています。

SPとGPでは必ず上位機が設定され、SPではSPDX、GPではGPDが設定されており、材質の変更などにより、より強度を持つ赤道儀となっています。

2005年発売のGP2とGPD2ではSXWと同じく色を白に変えただけで、基本的な部分は変わりません。GPで極軸望遠鏡を使うときは赤道儀を回転させなければならないという問題もそのまま残っています。

Advanced Polaris、AP赤道儀

ポラリスの名前が入っているとはいえ、実際はポラリエの赤道儀版であり、GPシリーズの後継機種ではありません。天体の主導導入では現状ではメモリ環がないことから、SX2と同じ問題があるという向きも散見されます。またSTARBOOK ONEで稼働させるため(STARBOOKTENは不可)、自動導入はできません。

初心者向け、というよりもある程度赤道儀を使いこなしている上級者向けという印象です。実際に分割してGPガイドパックのように使える、ということからも言えるでしょう。

いろいろ天文ブログなどを見て回ると、GPシリーズの赤道儀は噂では元々赤字機種だったともいわれます。

実質的なGP/GPDの後継機種はSXシリーズ3兄弟となるのでしょう。2003年、初代SX赤道儀と初代STARBOOKの展示会の時担当者に聞いたところ、いずれSXシリーズに統一してGP系は廃止していく、といわれましたが、その時期が来た、ということでしょうか。

(2015/1/18改定)

スポンサーリンク

あとがき
GPD2赤道儀も生産終了となりました。これにより、22年の歴史に幕を閉じたこととなりますが、サポートは継続して行っていく、とのことです。今後ビクセンの赤道儀で自動導入まで考えている人は、SXD2赤道儀か、SXP赤道儀の中から検討することをお勧めします。
関連記事