X68000 SUPER

X68000 SUPERモデルでは、インターフェースにSASIに換えてSCSIに変更し、ボディカラーはチタンブラックのみとなるなど、ごく小さなマイナーチェンジが行われています。

基本性能は初代X68000から変わっておらず、初代X1やX1turboと同じく、基本部分は5年間変更しないという約束を守りましたが、そのことによって徐々に他社との競争力を失いつつあったのは否めません。

X68000 SUPERスペック

  1. 型番:X68000 SUPER-HDI(CZ-623C)/X68000 SUPER(CZ-604C)
  2. メインCPU:68000(10MHz)
  3. サブCPU:80C51(キーボードスキャン/テレビコントロール用)
  4. IPL/BIOS ROM:128KB
  5. キャラクタジェネレータROM:786KB
  6. 16*16ドット,24*24ドット 全角(JIS第1/第2水準漢字)/8*16ドット,12*24ドット(半角)/8*8ドット,12*12ドット1/4(角)
  7. メインRAM:2MB(最大12MB)
  8. テキスト用VRAM:512KB(ビットマップ方式)
  9. グラフィック用VRAM:512KB(ビットマップ方式)
  10. スプライト用VRAM:32KB
  11. スタティックRAM:16KB
  12. テキスト表示:1024*1024ドット 4プレーン
  13. グラフィック表示:1024*1024ドット 4プレーン/512*512ドット 16プレーン
  14. グラフィックス高解像度モード:768×512ドット、512×512ドット、 512×256ドット、256×256 ドット
  15. グラフィックスドット毎に指定可能な色数:実画面1024×1024ドット16色/65536色、実画面512×512ドット65536色 (1面)、256色/65536色 (2面)、16色/65536色 (4面)
  16. 標準解像度モード:512×256ドット、256×256 ドット、512×512ドット(インターレース)
  17. FM音源:ステレオ8オクターブ8重和音同時出力
  18. 音声合成:AD PCM(Adaptive Differential PCM)
  19. FDD:1MB 5.25インチFDD2基搭載(オートロード/オートイジェクト)
  20. キーボードASCII準拠フルキーボード(同梱)
  21. マウストラックボール(同梱)
  22. プリンタI/F(セントロニクス社仕様に準拠)
  23. ジョイスティックI/F(アタリ規格、2個)
  24. RS-232C I/F
  25. 外部フロッピーディスクI/F
  26. SASI I/FマウスI/F
  27. テレビコントロール
  28. アナログRGB出力
  29. 音声ライン入出力
  30. イメージ入力端子
  31. 立体視端子
  32. OS/BASIC:Human68k/X-BASIC
  33. 拡張スロット:2スロット内蔵
  34. 電源:AC100V50/60Hz 44W(待機時10W以下)
  35. 主な添付品:オリジナルOS(Human68k)、オリジナルBASIC(X-BASIC)辞書ディスク、日本語ワードプロセッサ、辞書ユーティリティ

人気のあるツインタワー方式の縦置きモデルのみラインナップされています。また、先にHDD搭載済みモデルが発売され、翌年にHDDなしのモデルが発売されています。カラーはブラックのみです。

ラインナップ

  1. X68000 SUPER-HD:定価498,000円 HDD61MB メモリ2MB 発売1990年6月
  2. X68000 SUPER:定価348,000円 HDDオプション メモリ2MB 発売1991年1月

個人向けの国産パソコンはPC-9801とその互換機、富士通のFMTOWNS、そしてこのX68000が3大機といってよい状況でしたが、FMTOWNSは教育現場でもよく利用されていました。

富士通のFMTOWNSは、過去のFM-16βやFMRの経緯から、当初不安材料が多かったですが、富士通が本気を見せ、モデルチェンジでは欠点も確実に改良しています。

そんな中、X68000の方はBIOSの改良などで確かに高速化したとはいえ、CPUのアップグレードは先送りになっています。シャープの姿勢がAXマシンに手を出してみたりと、どうもしっかりしていないのが気になるという向きもありました。ゲーム機と割り切って、という条件なら購入するのも悪くないですが、FMTOWNSが登場してきた中、それも危ないのではないかと「よいパソコン悪いパソコン(大庭俊介)」で評されていたこともあります。

あとがき
CPUのアップグレードが先送りにされており、一方でAXマシンに手を出してみたりと、メーカーの姿勢がどうもしっかりしていないのが気になっている。
関連記事
前のページ:≪ X68000 EXPERT II/PRO II
次のページ:X68000 XVI ≫