X68000 XVI

X68000 XVIでは、モデルチェンジの目玉として、CPUのクロック周波数を10MHz→16MHzに向上させています。その他の基本部分は変更ありません。ボディ形状が多少変更されています。

この頃は、ゲームソフトのコピーが横行していたので、X68000のソフト市場から撤退するメーカーも続出し、今後もユーザーがコピーを続けるならX68000のソフト開発を中止すると広告を打ったメーカーもあったそうです。

X68000 XVIスペック

  1. 型番:X68000 XVI(CZ-634C)/X68000 XVI-HD(CZ-644C)
  2. メインCPU:68000(16MHz)※10MHz切り替え可
  3. サブCPU:80C51(キーボードスキャン/テレビコントロール用)
  4. IPL/BIOS ROM:128KB
  5. キャラクタジェネレータROM:786KB
  6. 16*16ドット,24*24ドット 全角(JIS第1/第2水準漢字)/8*16ドット,12*24ドット(半角)/8*8ドット,12*12ドット1/4(角)
  7. メインRAM:2MB(最大12MB)
  8. テキスト用VRAM:512KB(ビットマップ方式)
  9. グラフィック用VRAM:512KB(ビットマップ方式)
  10. スプライト用VRAM:32KB
  11. スタティックRAM:16KB
  12. テキスト表示:1024*1024ドット 4プレーン
  13. グラフィック表示:1024*1024ドット 4プレーン/512*512ドット 16プレーン
  14. グラフィックス高解像度モード:768×512ドット、512×512ドット、 512×256ドット、256×256 ドット
  15. グラフィックスドット毎に指定可能な色数:実画面1024×1024ドット16色/65536色、実画面512×512ドット65536色 (1面)、256色/65536色 (2面)、16色/65536色 (4面)
  16. 標準解像度モード:512×256ドット、256×256 ドット、512×512ドット(インターレース)
  17. FM音源:ステレオ8オクターブ8重和音同時出力
  18. 音声合成:AD PCM(Adaptive Differential PCM)
  19. FDD:1MB 5.25インチFDD2基搭載(オートロード/オートイジェクト)
  20. キーボードASCII準拠フルキーボード(同梱)
  21. マウストラックボール(同梱)
  22. プリンタI/F(セントロニクス社仕様に準拠)
  23. ジョイスティックI/F(アタリ規格、2個)
  24. RS-232C I/F
  25. 外部フロッピーディスクI/F
  26. SCSI I/F
  27. マウスI/F
  28. テレビコントロール
  29. アナログRGB出力
  30. 音声ライン入出力
  31. イメージ入力端子
  32. 立体視端子
  33. OS/BASIC:Human68k/X-BASIC
  34. 拡張スロット:2スロット内蔵
  35. 電源:AC100V50/60Hz 44W(待機時10W以下)
  36. 主な添付品:オリジナルOS(Human68k)、オリジナルBASIC(X-BASIC)辞書ディスク、日本語ワードプロセッサ、辞書ユーティリティ

ボディカラーはブラックのみです。前モデルから、メモリは2MB標準装備されています。

ラインナップ:発売1991年5月

  1. X68000 XVI:368,000円 HDDオプション メモリ2MB
  2. X68000 XVI-HD:518,000円 HDD81MB メモリ2MB

1991年はWindows3.0がPC-9801とその互換機、前年1990年末から、上陸が本格的に始まったPC/AT互換機、すなわちDOS/V機用に日本語版が発売され、大きな話題となっています。

X68000はCPUのクロックを上げており、16MHzと10MHzを切り替えて使えますが、ここまで来るとパワー不足の感も否めなくなってきました。もっと迅速にモデルチェンジが行われていれば、人気を維持できた可能性もあります。

実際に、ポジション的には微妙な位置にあり、1991年10月にアップルからMacintosh Classic Ⅱが発売され、HDDなしが298,000円、HDD40MB内蔵型で398,000円となっており、これまで高嶺の花だったMacも低価格化してきていました。MacとX68000とどちらといわれれば、自分ならMacの方を選ぶと「よいパソコン悪いパソコン(大庭俊介)」で評されていました。

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あとがき
CPUのクロック周波数を向上させたが、一方で低価格Macが登場するなど、相当のダメージを受け、次第に競争力を失いつつあった。もっと迅速にモデルチェンジを行っていれば、まだまだ人気を保てただろうに、残念でならない。
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