北春日部駅は、優等列車の通過駅で、20分近く通過待ちをするのもごく当たり前でした。
東武と東急の相互乗り入れでは、走行車両の2/3は東急の乗り入れ車で占められているので、東武沿線が一気に東急沿線になったような雰囲気があります。
東急8500系の車内
車内はステンレスパイプが林立する典型的な通勤タイプで、シートは当初はエンジでしたが、その後ブラウン系の2色に変えて、座席の定員を守りやすくする工夫がされていました。
当時の東急上層部はコスト削減のため、切妻以外は考えるなという方針で、これは9000系、1000系、2000系まで切妻スタイルが貫かれていました。
見た目は平凡でも、ワンハンドルマスコンや界磁チョッパなど、8000系シリーズの最新技術が採用され、技術的に集大成された車両として、鉄道友の会からローレル賞を受賞しています。
東急側は新5000系を投入したとはいえ、主力車は従来の8500系で、新型車だけでなく、年季の入った車両が多く走行していたのも特徴です。
※8631Fは2022年度廃車。
※8632Fは2019年度廃車。