北陸新幹線のうち、長野オリンピックに間に合うように建設されたのが高崎~長野の区間で、JR東日本は「長野行き新幹線」と案内していましたが、他のJRでは「長野新幹線」と呼んでおり、いつの間にかこの呼び方が定着しました。開業当初からE2系が使用されてきました。上野~長野間の運転は「あさま」と呼ばれています。
在来線時代は特急「あさま」が運転されていましたが、いわば新幹線に栄転したわけです。
新幹線長野駅北陸方面
長野駅北陸方面は新幹線の車両基地があり、そのための線路が敷かれています。北陸新幹線開業後は本線として使用されています。
新幹線大宮駅
旧大宮市時代大宮~上野間が開業時通過列車は設定しないという約束があったものの、当時の国鉄はスピードアップするために通過列車を多数設定して、旧大宮市は大激怒。新幹線大宮駅が全列車停車となっているのは、旧大宮市からのクレームからです。
大宮~東京感は東北、上越、北陸、北海道、山形、秋田の計6本の新幹線が走っており、すでに容量は限界になっています。本来の上越新幹線は大宮~赤羽間は東北新幹線と二重高架で建設し、その砂記は新宿まで地下線で行く予定です。しかし、建設費と年月の関係上早急に出来る訳にいきませんから、一部大宮発着としたり、赤羽にホームを造り、ここで一部折り返す案もあるようです。
長野駅に停車中のE2系
長野新幹線時代はE2系で運転されていました。
北陸新幹線開業後はE7系とJR西日本はW7系が使用されています。なお、2019年の台風19号の影響で、車両基地が水に浸かり、E7系8本とE7系2本の計10本(120両)が被災してしまい、機器は使用不能となった他、車内まで水に浸かってしまったことから、2020年事故廃車となりました。このため本来上越新幹線用として予定していたE7系をこちらに割り当てたり、運用離脱していたE2系を復活させるなど、涙ぐましい対応がされていました。
なお、今後改めてE7系を製造し、上越新幹線用も2023年3月までにE2系は運用離脱。E7系に統一される予定です。JR西日本は事故廃車の代替用にW7系2本を2021年下期までに投入予定で、合わせて2023年度末に予定されている北陸新幹線敦賀延伸開業に合わせ、W7系11編成を投入することを発表しています。