東武20050系:春日部駅各駅停車東武動物公園行き

未分類

日比谷線冷房化の要望に応えて、非冷房で陳腐化/老朽化していた2000系の置き換える目的で、1988年に登場したオールステンレス車体を持つ8両編成の車両です。日比谷線では車両の更新も兼ねており、まず東武20000系が登場し、次いで営団03系/東急1000系の順で登場しています。

さすがに登場から20年以上経過すれば車両の陳腐化は避けられなくなりますが、日比谷線では車両の20M7両編成化が決定し、70000系が登場することが決まり、順次日比谷線乗り入れからは撤退し、4両編成化とワンマン化改造を行い、日光線系統のローカル転用が行われました。チョッパ制御車は先頭車2両のみインバータ車の中間車と組み合わせて4両化されました。

但しすべての編成がローカル転用されるのではなく、元々調子が悪かった21809Fと21813Fは編成単位で廃車されました。

東武20000系列 仕様/廃車履歴一覧

※細かく20000系・20050系・20070系に分かれており、20000系は電機子チョッパ制御、20050系と20070系はVVVFインバータ制御。20000系・20050系は2000系の置き換え用。20070系は増備車であり2000系の置き換え用ではない。

東武20000系

東武20000系各駅停車中目黒行き。北春日部駅にて撮影:2002/11/17

電機子チョッパ制御、行き先表示は幕方式、全車3扉車。赤文字は廃車。

?←浅草・中目黒 北千住・東武動物公園→
?-?-?クハ21800形
(Tc1)
モハ22800形
(M1)
モハ23800形
(M2)
モハ24800形
(M1)
モハ25800形
(M3)
モハ26800形
(M1)
モハ27800形
(M4)
クハ28800形
(Tc2)
運用離脱
編成製造?-CHOPSIV1,CPCHOPCP,CPCHOPSIV1?-?-
21801F1988年度21801228012380124801268012780127801288012018/2/27
21802F1988年度21802228022380224802268022780227802288022017/11/13
21803F1988年度21803228032380324803268032780327803288032019.09.09
21804F1989年度2180422804238042480426804278042780428804 2019/9/9
21805F1989年度2180522805238052480526805278052780528805 2019/4/15
21806F1989年度2180622806238062480626806278062780628806 2018/8/6
21807F1990年度21807228072380724807268072780727807288072020/12/21
21808F1990年度2180822808238082480826808278082780828808 2019/2/25
21809F1990年度21809228092380924809268092780927809288092017/7/5

 

2017/7/28

21810F1991年度2181022810238102481026810278102781028810 2018/6/4
21811F1991年度21811228112381124811268112781127811288112017/9/19
21812F1991年度2181222812238122481226812278122781228812 2017/9/19
21813F1992年度21813228132381324813268132781327813288132017/7/05

 

2017/7/28

※CHOPは主回路チョッパ制御機器、CPはコンプレッサー、SIV1は補助電源装置(GTO式静止形インバータで140kVA)。上記のデータは鉄道図書刊行会「鉄道ピクトリアル」2008年1月臨時増刊号「東武鉄道特集」による。

※21809Fと21813Fはワンマン改造の対象から外れ、編成単位で廃車。4両ずつ編成を分割した上で8両編成に組成し直し、北館林解体場まで廃車回送。

東武20050系

東武200050系は前後2両ずつ5扉車

VVVFインバータ制御。LED表示器。編成中前後2両ずつ5扉、中間4両は3扉車。客用扉上に液晶表示器を設けていたが、劣化により撤去、広告枠になる。赤文字は廃車。青文字は20000系先頭車と組み合わせて4両化とワンマン改造。5扉車はドアを塞いで3扉化する。

←浅草・中目黒 北千住・東武動物公園→
?-クハ21850形
(Tc3)
モハ22850形
(M5)?
モハ23850形
(M2)?
モハ24850形
(M7)?
モハ25850形
(M3)
モハ26850形
(M7)?
モハ27850形
(M6)?
クハ28850形
(Tc4)?
運用離脱
編成?製造?VVVFSIV1,CPVVVFCP,CPVVVFSIV1
21851F1992年度?21851228512385124851258512685127851288512019/2/18
21852F1993年度21852228522385224852258522685227852288522019/4/8
21853F1993年度21853228532385324853258532685327853288532020/2/25
21854F1993年度21854228542385424854258542685427854288542020.8.11
21855F1993年度21855228552385524855258552685527855288552021/4/12
21856F1993年度21856228562385624856258562685627856288562020/4/20
21857F1994年度21857228572385724857258572685727857?288572018/7/30
21858F1994年度21858228582385824858258582685827858288582018/9/14

VVVF:VVVFインバータ制御装置
CP:コンプレッサー(空気圧縮機)
SIV1:GTO式静止形インバータ(140kVA)
SIV2:IGBT式静止形インバータ(190kVA)
※上記のデータは鉄道図書刊行会「鉄道ピクトリアル」2008年1月臨時増刊号「東武鉄道特集」による。

東武20070系

VVVFインバータ制御。LED表示器。全車3扉。扉上部にLED表示器を設置。

?←浅草・中目黒 北千住・東武動物公園→
クハ21870形
(Tc1)
モハ22870形
(M1)
モハ23870形
(M2)
モハ24870形
(M3)
モハ25870形
(M4)
モハ26870形
(M3)
モハ27870形
(M5)
クハ28870形
(Tc2)
運用離脱
編成製造VVVFSIV2,CPVVVFCP,CPVVVFSIV2
21871F1996年度21871228712387124871258712687127871288712017/8/07
21872F1997年度21872228722387224872258722687227872288722017/11/13
21873F1997年度21873228732387324873258732687327873288732018/3/13

※中間2両廃車、6両を津覇車両まで回送、4両編成化の上ワンマン改造。赤文字は廃車。青文字は20000系先頭車と組み合わせて4両化、ワンマン改造へ。灰色地に青文字はアルピコ交通譲渡車。灰色地に水色文字はアルピコ交通譲渡予定車で2022/05/24時点で北館林留置中。

VVVF:VVVFインバータ制御装置
CP:コンプレッサー(空気圧縮機)
SIV1:GTO式静止形インバータ(140kVA)
SIV2:IGBT式静止形インバータ(190kVA)
※上記のデータは鉄道図書刊行会「鉄道ピクトリアル」2008年1月臨時増刊号「東武鉄道特集」による。

なお一部中間車はアルピコ交通に譲渡され、2022/3より運行開始することが信濃毎日新聞から報じられました。種車が中間車であるため、先頭車化する改造が京王重機で行われました。今後中間車8両を2両編成4本に改造して1年に1本ずつ転用予定とのこと。

タイトルとURLをコピーしました